レビュー
2021/10/16
New World (Amazon Games)を2週間遊んだ感想

7月にβ版をプレイして以来、楽しみしていたAmazon Games Studioの New World がついにリリースされた。(当初のリリース予定日から1ヶ月近く延期されてしまい、禁断症状が辛かった…)
リリース版をリリース当日から2週間ほどガッツリ遊んでみたので、感想を残しておく。結論から述べると最高に面白い。ちなみに最大LVは60だが、まだLV47なのでエンドゲームコンテンツは経験していない。
β版のプレイレビューはこちら。
良いところ
何をやってもレベルが上がる
このゲームの一番好きのところは、プレイの自由度が高く、何をやってもレベルが上がると。戦闘はもちろん、ひたすらクラフトしたり、釣りをしていてもレベルが上がる。クラフターやギャザラー向けのクエストもたくさん受注できるので、レベル上げの効率も悪くない。結果として、プレイヤーが好きなロールプレイを楽しむことができる。
メインストーリーを進めてこの世界の秘密を解明してもいいし、街の掲示板から討伐や調査クエストを受注して冒険者プレイをしてもいいし、辺境で狩りや釣りで生計を立てる猟師プレイもできるし、装備や物資を生産する職人プレイも可能。
ハードルは高いが、人とお金を集めて街の領主となり、税金を集めて街を発展させることもできる。PvPが好きで人をまとめるのが得意だったら、軍隊を指揮する司令官になってもよい。
私は物価が安い街で商品や掘り出し物の装備を仕入れて、他の街のトレーディングポストに出品して小銭を稼ぐ、商人プレイを楽しんでいる。
キャラクタービルドの自由度が高い
プレイヤーは11種類の武器からメインとサブの2つを組合わて選んで戦闘をおこなう。武器には熟練度があり、武器熟練度を上げることで、ビルドツリーから好みのアビリティを選択することで、強くなっていく。熟練度を最大値まで極めても、全てのアビリティを取得できないので、自分好みに組み合わせを考えて、試行錯誤する過程がとても楽しい。
Builds | New World Hub https://nwhub.gg/builds/
ちなみには私は槍と弓の組み合わせが好きなのだが、ダンジョンなどではタンクやヒーラーの需要が高いので、片手剣とライフスタッフをメインで使っている。ソロでも死にづらいので、適正レベルより上のクエスト消化にも便利。
PvPがエンドコンテンツとなっている
このゲームは戦闘はMMOとしてはアクション要素が大きいので、プレイヤースキルが勝敗に関与する割合が高く、PvPがとてもおもしろい。どの武器を使って、どのアビリティを取得するかのキャラクタービルドを重要になる。
PvPで勝利するために最強を目指すことが目標となるので、レベリングを装備集めにモチベーションが生まれる。
サービス改善のスピードが早い
MMOはリリース直後に様々な問題が発生するのが常だが、Amazon Gamesの運営の対応は迅速で、プレイヤーの声を聞きながら、的確な優先度を設定して改善施策が実施されている。結果としてゲームプレイはどんどん快適なっている。この運用がこの先続いていけば、New Worldはすばらしいタイトルとなるだろう。
プレイヤーが多い
New Worldは世界的に注目されているMMOで、プレイヤー数がとても多い。Steamの同時プレイ数でも50万人を超えてランキング一位となっている。
私が所属している日本人プレイヤーのコミュニティにも300人ちかくのプレイヤーが集まっていて、攻略情報を手探りで交換しながら遊ぶのがとても楽しい。
不満点
アジア太平洋地域はオーストラリアにサーバーが設置されているのだが、PINGが遅いので、できればTokyoにデータセンターを設置してほしかった。サーバーはAWSだからできそうなのに。しかし現時点ではアジアデータセンターが増える予定はないらしい。
あとはバグ修正パッチリリースのたびに、アジア時間のピークタイム(19:00-24:00)に長時間メンテナンスが実施されるのも改善してほしい。告知も不十分で、前回はAPデータセンターではメンテナンス開始時刻となってもサーバーが落ちず、領土戦争が発生してしまい、人数が足りずに戦争に負けて街を奪われてしまうカンパニーも存在した。比較的プレイヤー数が少ないアジア太平洋データセンターが軽視されている印象を受けてしまい、ちょっと悲しい。